2019年度

2019(令和元)年度 昭和文学会 第65回研究集会

日時 12月21日(土)14時より 会場 昭和女子大学 7号館 7階7L02・6階6S02教室 (〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57) 大会概要、アクセスなどはこちらをご参照ください。 【研究発表】 第1会場(7号館7階7L02教室) 巌谷小波『日本お伽噺』論 増井 真琴 久生十蘭…

「高等学校国語・新学習指導要領」に関する見解

 平成30年に告示された新学習指導要領において、国語科必履修科目は「現代の国語」と「言語文化」に、選択科目は「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探究」の4科目に分かれているが、これらの科目を「論理的な文章」「実用的な文章」を扱うか、「文学的な文章」を扱うかによって区分する基準に対し、われわれは…

第81集特集 現代の演劇と文学

 一九六〇年代のアングラ演劇以降、とりわけ近年においては、戯曲を文学として評価し文学研究の対象とするのみならず、演劇と文学の関係自体を問いなおす新たな枠組みの構築が求められている。一つには、「贋作 桜の森の満開の下」(野田秀樹)や「唐版風の又三郎」(唐十郎)のように、近代の文学作品、それも戯曲ではな…

第80集特集 元号と文学

 2019年5月は、「平成」という「元号」で区切られた時代の終焉として、近代以降では初めての、天皇の死を伴わない改元が行われる予定である。「元号」を日常生活で強く意識する機会は減っているが、退位が話題になって以降、「平成最後の~」といった表現が増えるなど、「元号」による時代区分は一層強調されている印…