『昭和文学研究』バックナンバーの電子化について(2024年3月)

                                                                  昭和文学会代表幹事
佐藤 秀明

 昭和文学会では、二〇一九年より、機関誌『昭和文学研究』の電子化と公開の検討を進めて参りましたが、二〇二三年五月、公開作業を完了し、現在、第一集から第八六集まで、インターネット上(J-STAGE)で公開しております。

 電子化・公開の作業は、以下のように進めて参りました。

(1)著作権者(逝去者においては著作権継承者)に対し、『昭和文学研究』の電子化と、その内容をインターネット上で公開する事業を開始することを通知して参りました。各著作権者は、自己の記事について、電子的公開を拒否する権利を有します。
 現会員には、機関誌及び学会ホームページを用いて通知しました。会員外の執筆者や退会された執筆者(または著作権継承者)については、学術雑誌のバックナンバー電子化が広く行われている現在の状況に鑑み、郵送等の手段での通知は行わず、機関誌及び学会ホームページを以て、通知に代えさせていただきました。

(2)電子化・公開にあたっては、記事中に用いられた写真・図版等について、その部分に限り、電子化の対象から外しました。

(3)事前に拒否のお申し出をいただいた方の記事については、電子化の対象から除外することとし、お申し出がなかった方々については、黙示の許諾があったと見なし、順次電子化・公開の作業を進めました。

(4)インターネット上での公開後におきましても、著作権者・著作権継承者からのお申し出があった場合には、該当記事の公開を速やかに停止いたします。ご自身が著作権を有する論文について、電子化・公開を拒否される方は、左記連絡先に論文名・掲載集・該当ページ数を明記の上、郵便または電子メールでご連絡ください。共著論文にかんしては、その中からお一人の意思表示があれば、全体の拒否とみなします。

  連絡先 『昭和文学研究』昭和文学会編集委員会
  〒101-0064 千代田区神田猿楽町二-二-三NSビル302笠間書院内
  メールアドレス showahenshu2223@gmail.com

 機関誌の電子化・公開事業につきまして、皆さまのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。