『昭和文学研究』バックナンバーの電子化と公開に向けてのお願い
昭和文学会代表幹事
大橋 毅彦
この間、昭和文学会では、機関誌『昭和文学研究』の電子化と公開に向けた検討を行ってまいりました。2019年度には投稿規定の改正を行い、第81集(2020年9月刊行)以降は、次号の発行後にインターネット上での公開が可能になる態勢を整えております。
2020年の新型コロナウイルス感染拡大は、研究・教育両面で、オンライン上の研究資源の意義と役割を再認識させる出来事となりました。常任幹事会としては、本学会の成果を広く社会に発信していく意味でも、すみやかに機関誌バックナンバーの電子化と公開に向けた作業に着手すべきとの認識で一致いたしました。
本事業の実務は、編集委員会において行います。会員の皆さまのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
なお、電子化・公開の作業は、以下のように進めてまいります。
(1)著作権者(逝去者においては著作権継承者)に対し、『昭和文学研究』の電子化と、その内容をインターネット上で公開する事業を開始することを通知します。各著作権者は、自己の記事について、電子的公開を拒否する権利を有します。現会員には、機関誌及び学会ホームページを用いて通知します。会員外の執筆者や退会された執筆者(または著作権継承者)についても、郵送等の手段を用いて通知を行います。連絡が取れなかった方々に対しては、機関誌と学会ホームページでの公告を以て、通知に代えることといたします。
(2)電子化・公開にあたっては、記事中に用いられた写真・図版等について、その部分に限り、電子化の対象から外すことといたします。
(3)2021年6月30日までに拒否のお申し出をいただいた方の記事については、最初から電子化の対象から除外いたします。お申し出がなかった方々については、黙示の許諾があったと見なし、順次電子化・公開の作業を進めます。
(4)インターネット上での公開開始後におきましても、著作権者・著作権継承者からのお申し出があった場合には、該当記事の公開を速やかに停止いたします。
以上の方針にもとづき、『昭和文学研究』執筆者の皆さまに、お願いいたします。
《お願い》ご自身が著作権を有する論文について、電子化・公開を拒否される方は、2021年6月30日までに、下記連絡先に論文名・掲載集・該当ページ数を明記の上、郵送または電子メールでご連絡ください。共著論文にかんしては、その中からお一人の意思表示があれば、全体の拒否とみなします。
連絡先 『昭和文学研究』電子化プロジェクトチーム
住所 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学教育・総合科学学術院 五味渕典嗣研究室内 昭和文学会編集委員会
メールアドレス showahenshu@gmail.com
機関誌の電子化・公開事業につきまして、皆さまのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。