日本学術会議推薦候補任命拒否に関する学会としての対応について

 

2020年10月8日 代表幹事 大橋毅彦

 
 会員の皆様へ。各報道によってすでにご承知のことと存じますが、菅首相は日本学術会議が新会員として推薦した候補者のうち6人の学者の任命を拒否しました。このことは学問の自由への政治的介入にほかなりません。
 この件についての報道があってからすぐ、常任幹事会は事態への対応を検討してまいりました。ここでは以下のことを皆様にご報告し、ご理解を求めたいと思います。
 
1. 「昭和文学会常任幹事会」(10名の氏名記載)のかたちで、「「日本学術会議」に対する政治介入に抗議し、会員任命拒否の撤回を求めます」という抗議声明を出すことにしました。
2. この声明は、本来なら幹事会、総会の議を経て学会として発表したいところですが、問題の緊急性を考慮して、常任幹事会としての判断を示すことにしました。その点をご了解ください。
3. 1の声明は、「日本近代文学会理事会」、「日本社会文学会理事会」、「日本文学協会運営委員会」と共同声明として発表します。
4. 3の共同声明については、こちらをご覧ください。署名欄を設けましたので、この声明を発表することに共鳴し、賛同される会員各位はぜひご署名をお願いいたします。
 
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc9KDaQ5BBGDRMImSoBH6Z2E5BP0rjQf_K3MUSonixuERA0vQ/viewform
 
なお、この声明の発送、連絡は以下のところになります。
  報道機関、内閣府大臣官房、菅義偉首相、日本学術会議事務局
 
以上です。