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『昭和文学研究』目次(第64~68集)


 

第68集(2014年3月発行) 特集 文学の一九八〇年代

 

【論文】
・一九八〇年代の大江健三郎による自身の小説の再利用・再生の方法●桒原 丈和
・一九八〇年代メディアと村上春樹――雑誌『BRUTUS』の「ニューヨーク炭鉱の悲劇」――●日高 佳紀
・村上春樹「鏡」のあちら側とこちら側――一九八〇年代から『1Q84』まで ――●跡上 史郎
・演出された「桜の森の満開の下」――野田秀樹のなかの坂口安吾――●葉名尻 竜一
・「絵空事」として考えることの幸福――一九八〇年代アニメーションにみえる地球への郷愁と アニメ・ファンダム ――●米村 みゆき

 

・「チエホフ」という地下室――尾崎翠「地下室アントンの一夜」をめぐって――●仁平 政人
・〈猥褻〉をめぐる闘争――澁沢龍彥と野坂昭如との対照から――●安西 晋二

 

【資料紹介】

・坂口安吾全集未収録小説「新伊勢物語」紹介および解題●小林 真二

 

【研究動向】

・石井桃子●藤本 恵
・安岡章太郎●金岡 直子

 

【研究展望】

・近代文学研究における論文データベースの現在●岡野 裕行
・このクラスに〈文学〉はありますか――〈文学〉教育を考える――●嶋田 直哉
・昭和文学会(昭和文学研究)のこれまでと今後――昭和・平成文学会への改称如何――●中丸 宣明

 

【書評】

・鷺只雄著『【評伝】壷井栄』●岩淵 宏子
・滝口明祥著『井伏鱒二と「ちぐはぐ」な近代 : 漂流するアクチュアリティ』●越前谷 宏
・田村景子著『三島由紀夫と能楽――『近代能楽集』、または堕地獄者のパラダイス』●天野 知幸
・梅澤亜由美著『私小説の技法――「私」語りの百年史』●柳沢 孝子
・山田夏樹著『ロボットと〈日本〉――近現代文学、戦後マンガにおける人工的身体の表象分析』●横濱 雄二
・斎藤理生著『太宰治の小説の〈笑い〉』●細谷 博
・久米依子著『「少女小説」の生成――ジェンダー・ポリティクスの世紀』●倉田 容子
・西田谷洋著『新美南吉童話の読み方』●木村 功
【新刊紹介】
・中山弘明著『第一次大戦の〈影〉――世界戦争と日本文学』
・細谷博著『所与と自由――近現代文学の名作を読む』
・坂本正博著『金子光晴「寂しさの歌」の継承――金子直・阿部謹也への系譜』
・鬼頭七美著『「家庭小説」と読者たち――ジャンル形成・メディア・ジェンダー』
・弘前大学教育学部国語講座編『太宰へのまなざし――文学・語学・教育』
・増田周子編『織田作之助と大阪』
・坂口安吾研究会編『坂口安吾 復興期の精神――〈いま〉安吾を読むこと』
・日本近代文学会関西支部京都近代文学事典編集委員会編『京都近代文学事典』
・尾西康充著『小林多喜二の思想と文学――貧困・格差・ファシズムの時代に生きて』

 

会務委員会だより/編集後記

 


 

第67集(2014年9月発行)

 

【論文】
・国家のための酒、税をめぐる暴力――宮澤賢治「税務署長の冒険」論●中村 晋吾
・昭和三〇年代の和田伝文学が描いた農村女性像――「鰯雲」「風の道」を中心に●椋棒 哲也
・「肖像画家」に託された戦略――三島由紀夫「貴顕」における「芸術対人生」の問題系●新井 正人
・ファシズムに抵抗する語り――大江健三郎「セヴンティーン」における動物的他者の声●村上 克尚
・反芻される「荒地」――継承と批判の六〇年代●宮崎 真素美

 

【研究動向】
・森茉莉●近藤 華子
・後藤明生●乾口 達司
・石牟礼道子●茶園 梨加
・南方・南洋●土屋 忍

 

【研究展望】
・作家論、史論、自我論●勝又 浩
・草稿研究/テクスト生成論の行方とデジタルアーカイブ●渡部 麻実
・作家と文学賞――文学の価値はいかに創出されるのか●野中 潤
・在日文学研究の方向性●山﨑 正純
・外地の詩人と詩誌●守屋 貴嗣
・いま、『東北近代文学事典』を編むこと●須藤 宏明
・書誌編纂の現在●二瓶 浩明

 

【書評】
・名木橋忠大著『立原道造の詩学』●影山 恒男
・渡邊浩史著『中原中也――メディアの要請に応える詩』●二木 晴美
・一條孝夫著『大江健三郎・志賀直哉・ノンフィクション――虚実の往還』●柴田 勝二
・伊藤里和著『夢想の深遠 夢野久作論』●小松 史生子
・宮崎真素美著『戦争のなかの詩人たち――「荒地」のまなざし』●小泉 京美
・中山弘明著『戦間期の『夜明け前』――現象としての世界戦争』●野坂 昭雄
・小嶋洋輔著『遠藤周作論――「救い」の位置』●武田 秀美
・堤玄太著『萩原朔太郎「意志」の覚醒』●栗原 敦
【新刊紹介】
・綾目広治著『反骨と変革――日本近代文学と女性・老い・格差』
・笹沼俊暁著『「国文学」の戦後空間――大東亜共栄圏から冷戦へ』
・和田桂子・松崎碩子・和田博文編『満鉄と日仏文化交流誌『フランス・ジャポン』』
・外村彰著『犀星文学 いのちの呼応――庭といきもの』
・柴田勝二著『三島由紀夫 作品に隠された自決への道』
・中島敦著『中島敦『李陵・司馬遷』図版篇・定本篇』
・近藤圭一・岩津航・西岡亜紀・山田兼士編『福永武彦を語る――2009-2012』
・岩津航『死の島からの旅――福永武彦と神話・芸術・文学』
・樫原修著『「私」という方法――フィクションとしての私小説』
・二瓶浩明著『宮本輝書誌Ⅱ』
・山内祥史編『太宰治の年譜』
・西田谷洋・五嶋千夏・野牧優里・大橋奈依著『メタフィクションの圏域』
・中村三春著『〈変異する〉日本現代文学』
・秦昌弘・半田美永編著『丹羽文雄文藝事典』
・渡邊澄子著『男漱石を女が読む』

 

会務委員会だより/編集後記

 


 

第66集(2013年3月発行)

 

【論文】
・「トリック」の存在論――坂口安吾『不連続殺人事件』とその周辺――●宮澤 隆義
・祖国に対する愛情のゆれ――張赫宙『嗚呼朝鮮』を中心に――●梁姫淑
・〈他者〉との連帯の可能性に向けて――長堂英吉「黒人街」論――●村上 陽子
・中上健次『紀州 木の国・根の国物語』論――「書くこと」の権力性をめぐって――●須賀 真以子
・「無名」と名づけること――沢木耕太郎と「私小説」――●山内 洋

 

【研究動向】
・国枝史郎●末國 善己
・村山知義●野本 聡
・阿部知二●黒田 大河
・マンガ●山田 夏樹
・台湾●和泉 司
・福島の文学とその周辺●澤 正宏

 

【研究展望】
・デジタルとして「よみ」「かき」「のこす」こと●疋田 雅昭
・個人作家研究会に関する私感●大原 祐治
・教育と教科書――「書く」ことによる対話――●河野 龍也

 

【書評】
・石川巧著『高度経済成長期の文学』●牧野 悠
・和泉司著『日本統治期台湾と帝国の〈文壇〉―〈文学懸賞〉がつくる〈日本語文学〉―』●竹松 良明
・笹尾佳代著『結ばれる一葉―メディアと作家イメージ』●戸松 泉
・友田義行著『戦後前衛映画と文学―安部公房×勅使河原宏』●渡邊 史郎
・安藤宏著『近代小説の表現機構』●山口 直孝
・岡村知子著『太宰治の思想と表現』●山口 浩行
【新刊紹介】
・竹内清己著『臨床の知としての文学』
・田中実・須貝千里編『文学が教育にできること―「読むこと」の秘鑰』
・鈴木登美・十重田裕一・堀ひかり・宗像和重編『検閲・メディア・文学―江戸から戦後まで』
・山口俊雄編『日本近代文学と戦争―「十五年戦争」期の文学を通じて』
・池内輝雄・傳馬義澄編『中村真一郎 青春日記』
・小林裕子著『女性作家評伝シリーズ12 壺井栄』
・関口安義著『芥川龍之介新論』

 

会務委員会だより/編集後記


 

第65集(2012年9月発行) 特集 〈不条理〉に対峙する文学

 

【論文】
・不条理をめぐる論争から――シェストフ論争と『異邦人』論争●綾目 広治
・被爆直下の不条理と情理●横手 一彥
・大岡昇平における〈不条理〉――俘虜・赤十字・カミュ●花﨑 育代
・焼跡で虚構を立ち上げること――敗戦直後から見る石川淳「焼跡のイエス」●若松 伸哉
・自然(ピュシス)の裸形性を生きるテクスト――吉増剛造『裸のメモ』をめぐって●林 浩平

 

・困難な〈友情〉――吉屋信子「女の友情」論●竹田 志保
・永井龍男「青電車」論――〈知らない〉男・〈わからない〉女●乾 英治郎
・教化される感覚――多和田葉子「犬婿入り」論●泉谷 瞬

 

【研究動向】
・研究の出発点を振り返って●中島 国彦
・来るべき「文学館学」のために●大木 志門
・日本文学の翻訳出版をめぐって――昭和戦前・戦中期の意味に触れつつ●山本 亮介
・北米の日本文学研究と〈世界文学〉の読者●河野 至恩

 

【書評】
・守安敏久著『メディア横断芸術論』●葉名尻 竜一
・権田浩美著『空の歌 中原中也と富永太郎の現代性(モダニティ)』●石橋 紀俊
・荒井裕樹著『隔離の文学――ハンセン病療養所の自己表現史』●川津 誠
・笹沼俊暁著『リービ英雄――〈鄙〉の言葉としての日本語』●水谷 真紀
・中村三春著『花のフラクタル 20世紀日本前衛小説研究』●松本 和也
・木村功著『賢治・南吉・戦争児童文学――教科書教材を読みなおす』●平澤 信一
【新刊紹介】
・別所興一・鳥羽耕史・若杉美智子著『杉浦明平を読む ”地域”から”世界”へ――行動する作家の全軌跡』
・永淵道彦著『廃墟の戦後に燃える――アヴァン・ギャルド「火の会」の活動とその軌跡』
・日本近代文学会関西支部・兵庫近代文学事典編集委員会編『和泉事典シリーズ26 兵庫近代文学事典』
・真銅正宏著『近代旅行記の中のイタリア――西洋文化移入のもう一つのかたち』
・一柳廣孝・吉田司雄編著『ナイトメア叢書8 天空のミステリー』
・河野龍也・佐藤淳一・古川裕佳・山根龍一・山本良編著『大学生のための文学トレーニング 近代編』
・葉名尻竜一著『コレクション日本歌人選040 寺山修司』

 

会務委員会だより/編集後記


 

第64集(2012年3月発行) 特集 フィクションとしてのローカリティ

 

【論文】

・「満洲」の白系ロシア人表象――「桃色」のエミグラントから「満洲の文学」まで●小泉 京美
・「田舎者」が〈故郷〉を書き散らすまで――初期太宰文学における〈葛西善蔵〉表象の考察●小澤 純
・西尾正と鎌倉――「ドッペルゲエンゲル」のいる海辺●谷口 基
・一九三八年、拡張する〈文学〉――火野葦平「麦と兵隊」にみる仮構された〈周縁〉の固有性●中谷 いずみ
・帰郷小説としての『縷紅新草』――観光から招魂への転成●秋山 稔
・〈大阪〉という場の機能――織田作之助「世相」を中心に●尾崎 名津子
・〈小説〉の共同性――中上健次『熊野集』〈私小説系列〉をめぐって●浅野 麗

 

・横光利一「旅愁」と「日本的なもの」の廬溝橋事件前夜――一九三七年の「文学的日本主義」とその「先験」への問い●古矢 篤史
・「雑沓」系列の射程――宮本百合子「雑沓」「海流」「道づれ」と社会主義リアリズム●池田 啓悟
・「自我」探求としての「デカダンス文学」――坂口安吾「デカダン文学論」とその批評性をめぐって●福岡 弘彬
・三島由紀夫「青の時代」の射程――道徳体系批判としての小説●田中 裕也

 

【研究動向】
・宮沢賢治(散文)●宮川 健郎
・宮沢賢治(韻文)●信時 哲郎
・関西の雑誌メディア●和田 崇
・検閲●時野谷 ゆり
・ルポルタージュ●鳥羽 耕史

 

【研究展望】
・金星堂からみた昭和文学――文学史と出版史の間●曾根 博義
・キリスト教と昭和文学――遠藤周作『沈黙』を民衆史の視点から読む●尾西 康充
・核と文学●佐藤 泉

 

【書評】
・小林敦子著『生としての文学――高見順論』●百瀬 久
・村田裕和著『近代思想社と大正期ナショナリズムの時代』●中山 弘明
・小林幹也著『短歌定型との戦い――塚本邦雄を継承できるか?』●日置 俊次
・和田博文著『資生堂という文化装置 1872-1945』●久米 依子
・仁平政人著『川端康成の方法――二〇世紀モダニズムと「日本」言説の構成』 ●石川 則夫
【新刊紹介】
・末國善己著『時代小説で読む日本史』
・立教女学院短期大学図書館編『福田清人・人と文学――「福田清人文庫の集い」講演集』
・木村一信監修・外村彰編『外地の人々――「外地」日本語文学選』
・松本徹・佐藤秀明・井上隆史・山中剛史編『同時代の証言 三島由紀夫』
・日本比較文学会編『越境する言の葉――世界と出会う日本文学』
・柴田勝二著『村上春樹と夏目漱石――二人の国民作家が描いた〈日本〉』
・馬場重行・佐野正俊編『〈教室〉の中の村上春樹』

 

会務委員会だより/編集後記